求人を探す際のポイント

看護師不足に悩んでいる病院は多く、求人もたくさんあります。でも、臨床経験がない場合はどうやって求人を探せばいいのかわからず不安になってしまうことでしょう。そもそも、未経験でも採用されるのでしょうか？臨床経験がない人が求人を探す際に必ず確認しておきたいポイントを3つ紹介します。

「未経験を歓迎しているかどうか」

求人がたくさんあるとはいえ、即戦力となる経験者を求めているところも少なくありません。そのようなところに応募しても未経験であることがネックになって残念な結果になってしまうだけですよ。それに、教育期間が設けられていない可能性もあります。未経験の場合、看護師になるための教育を受けてから時間が空いているため、一からしっかりと指導を受けなければ医療事故を起こしてしまう不安が……。
募集要項に「未経験歓迎」と記載しているところは教育に力を入れているので未経験の人も安心できますよ。看護師としての知識や技術を高めるための教育体制が整っているので未経験であることをそこまで心配しなくても大丈夫。「未経験歓迎」と記載されているかどうかは必ずチェックしましょう。

「プリセプター制度があるか」

プリセプター制度とは新卒や未経験の人に対してプリセプターと呼ばれる先輩看護師がマンツーマンでついて指導してくれる制度です。自分の理解度に応じた指導が受けられるのでしっかりと知識と技術を取得しながら仕事を覚えていくことができます。ただし、プリセプター制度を導入しているかどうかは募集要項には記載されていません。詳しい情報は転職エージェントなど内部情報に精通している機関で確認するしかないのです。

「クリニカルラダーを設けているかどうか」

クリニカルラダーとは看護実践能力開発プログラムのことで病院ごとに設定されています。例えば、新人1～2年目はレベル1、一人前とみなされる3～4年目はレベル2、4～5年目の中堅はレベル3、6年以上のベテランはレベル4といったように段階に分け、それぞれに応じた知識や技術が身につくよう指導を受けられます。スムーズに知識や技術を身につけ、経験を積みたい人はクリニカルラダーを導入しているところを中心に探すといいでしょう。
日本看護協会でもクリニカルラダーを強く推しているため多くの病院で導入していますが、中には採用を見送っているところもありますよ。プリセプター制度と同様、クリニカルラダーも導入の有無は募集要項に記載されていません。詳しく知りたいなら転職エージェントのコンサルタントに確認しましょう。