とはいえ様々な不安がある
臨床の経験がなくても「看護師に復職したい!」という人を積極的に採用する病院もたくさんありますが、空白の期間があることに大きな不安を感じている人もいることでしょう。ここではどのような不安を抱えているのか?それを払拭するにはどうすればいいのか?などについて詳しくまとめています。
復職に対する不安
復職を考えている人の中で最も多くの人が抱えている不安は「知識や技術が通用するだろうか?」ということでしょう。2~3年ほどのブランクであれば勉強することですぐに取り戻せますが、10年以上だとかなりの努力が必要です。医療の進化は留まることがありません。治療法や医療機器などは日々進化しています。看護師免許を取得した当時は当たり前だった処置の仕方や考え方が今では古いとされ、新たな方法に変わっている可能性があるからです。
復職後にそのような状況を目の当たりにしてしまうと、「ついていけない」と思うのも自然なことです。進化した医療についていくには相当の努力が必要です。現役の看護師ですらそうなのですから未経験の人はより一層努力しなければなりませんよ。
また、職場のスタッフとコミュニケーションを取りながら仕事を覚えていきますが、やり方や人間関係に戸惑うこともあるでしょう。「仕事中は気持ちを引き締めているから大丈夫だけど帰宅後はぐったりと疲れて動けない」なんてこともあるかもしれません。そうなると普段の生活にも影響が出ますよね。特に子どもがいる場合は仕事だけでなく育児や家事もあるのでゆっくり休む時間もなかなか取れません。生活パターンが崩れ、変化に馴染めず体調に不調をきたしてしまう可能性があります。復職する前に家族と育児や家事の分担についてよく話し合っておきましょうね。
復職の準備
看護師として復職するためにはどのような準備が必要でしょうか?確認していきましょう。
まずは知識と技術のおさらいです。看護の本やアプリ、学習サイトなどで基本知識をもう一度勉強しておきましょう。以下におすすめの学習アプリを紹介していますので参考にしてみてくださいね。
技術のおさらいは復職支援事業を活用するのがおすすめです。病院などで行われているので調べてみるといいでしょう。
家庭や育児との両立を考えている場合は家族ともしっかり相談しておきましょう。家事の分担やサポートなどをきちんと話し合っておけば後々もめることはありませんよ。
これから看護師を目指すあなたへ!
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あらためて資格取得までの流れを確認
看護師になるには指定された教育機関で学び、看護師国家試験の受験資格を得なければなりません。看護師国家試験は年に1回、毎年2月に行われています。合格率は高めですが絶対ではないので油断は禁物!
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未経験でも需要はあるの?
看護師免許を取得して看護師デビューを飾る人が毎年3~3.5万人ほどいますが、実は需要に供給が追いついていない状況なのです。人手不足を補うために未経験の人も積極的に採用しています。
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求人を探す際のポイント
求人を探す際に注意したいのは未経験者向けの教育制度が整っているかどうか。プリセプター制度やクリニカルラダーなどを設けているところはしっかりした指導が受けられるので安心ですよ。